2003年 9月30日 長野県 しらびそ高原

 この日は、昼間から秋らしい透明度の良く空気も乾燥した青空が広がっていました。翌日に休みが取れたので、仕事を18:30頃に引き上げてからポタ赤と三脚とカメラを積んで、家を19:10頃に出発しました。最近、メインのEM-200を使用する事がめっきり減ってしまいました。67のレンズで長時間露出してもポタ赤で十分な事が分かったからです。そんな感じで最近はポタ赤でのお気楽撮影になってしまいました。
 
夜道は思ったより早く走れて21:50頃には現地に到着してしまいました。周りを見回しても誰もいなく、先週とはうって変わってひとりぼっちの静かな撮影になりました。

 空の状態は、周辺がみんな晴れているらしくちょっと明るめでしたが、透明度の良い星空で天の川も良く見えていました。ポタ赤をセッティングして撮影を開始しました。今回は、欲張っていつもの67と天ガのアストロカメラの2台をポタ赤に載せて撮影しました。誰もいないので気兼ねなく全天写真の撮影も出来ました。

固定撮影でも、天の川が濃く写りました。透明度の良さがおわかり頂けると思います。


 今回は、前回と違って露が全く付かないほど乾燥していました。車にも全然露が付かなくびっくりしました。久しぶりのカイロのいらない夜でした。それと、時々雲がちょっと出るだけでほとんど雲の影響が無く、落ち着い撮影に専念出来ました。また、夜半を過ぎてしばらく経つと次第に空も暗くなってきました。そうこうしていると、オリオンも昇ってきました。

オリオンとその周辺の天の川が良く見えました。

もうそんな季節なんですね。


 明け方近くには、黄道光もはっきりと見ることが出来ました。一昨年のしし座流星群の時の様に邪魔なほどの光ではありませんでしたが。。。

前半の写真は露出オーバーで使い物になりませんでしたが、薄明開始直前の最後のカットでようやく満足な写真が撮れました。
それにしても、黄道光が明るく写っていますね。


 一晩中、露や雲に悩まされることなく、夜が明けていきました。
空の状態も良く、満足な遠征になりました。次の新月も、しらびそへ遠征する予定です。



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